大阪の文化振興について
Q1
はじめに、文化振興についてお聞きいたします。
文化の振興は、いうまでもなく公が担うべき重要な課題であります。
文化振興のためには、国内外への情報発信、人材の育成などに、
大阪全体で戦略的に取り組んでいくことが重要であり、本来、
大阪21世紀協会は、そういった役割を担うべく設立された
団体のはずでありますが、
御堂筋パレードに特化したような事業展開を行ってきております。
本来担うべきはずの役割を果たしておらない
「こんな21世紀協会は要らない」と考えていますが、いかがですか。
A1(文化課長)
大阪21世紀協会につきましては、大阪市及び経済界とともに
法人の存廃も含めたあり方について、検討を行いました。
その結果、協会を抜本的に見直した上で、
大阪共通の課題である「ブランド力の向上と情報発信の推進」という役割を
果たさせることについて、合意したところです。
これを受けて、協会では現在、本年秋の「経営計画」策定に向け、
事業の見直しを行っているところであり、
府といたしましても、協会に対して、
イベント中心からブランド発信へと大きく舵を切り、
果たすべき役割や機能に基づいて抜本的な事業の見直しを行うよう、
しっかりと指導してまいります。
Q2
私が申し上げたいのは、
単に21世紀協会をどうするのかではありません。
これからの文化振興施策をどうするのかです。
大阪府においても、伝統文化の保存・振興だけでなく
新たな文化創造とその発信が重要であると考えております。
特に、まだまだ名が売れていない為に、商業ベースに乗らず、
資金調達はおろか、活動の場すら見いだせない若手アーティストや
プロデューサーの卵の方たちを発掘し、育てていくための
環境づくりに取り組むべきであります。
そしてそれを国内はもとよりアジアをはじめ世界に向けて
発信することにより、アーティストをはじめ創造的な人材が
大阪に目を向け、集まってくるようになる。人材が集まることで、
既に大阪で活動している人も刺激を受け、
より人材の育成につながるものと思います。
これこそが、大阪の文化発信力が高める方法と考えておりますが、
いかがですか。
A2(文化課長)
お示しの新たな文化創造の担い手育成につきましては、
若手アーティストやプロデューサーの活動・発表機会を提供する
「大阪・アジアアートフェスティバル」を開催するとともに、
「大阪現代美術フェスティバル」におきましても
公募により若手アーティストを登用するほか、
海外の都市との芸術家相互派遣事業などを実施してきたところでございます。
ただいま先生からお示しいただきました点も踏まえ、今後とも、
これまで蓄積してきたノウハウや人的ネットワークなど、
その成果を十分に活用しながら、東京経由でなく、
大阪から直接アジアや世界と交流できるような文化発信力の高いまちとなるよう、
新たな文化創造の担い手が育つ環境づくりに努めてまいります。
Q3
新たな文化創造の支援方策の事例として、
大阪アジアアートフェスティバルなどの紹介がありましたが
「フェスティバル」というと、何かお祭り騒ぎで
終わってしまうのではないでしょうか。
府の文化振興としての取組みは、
単なる一過性のイベント事業とならないように、
文化の担い手であるクリエーターやアーティスト、
プロデューサーなどの人材育成や、それらのネットワークの拡大など、成果が蓄積されていくものでなければなりません。
文化がないまちは、魅力もないまちです。
今後とも、魅力ある大阪の実現に向け、
有効な施策の展開を図っていただきたい。
日時: 2007年12月14日 16:39 | パーマリンク
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